Mt.Poco blog

登山での体験談やおすすめ情報を紹介します

仮眠ができない体質なんです

秩父の山から北アルプスデビューへ

フィットネスクラブでのプール修行を経て北アルプスデビューです。
北アルプスと言ったらアルピニストの殿堂“涸沢からの穂高”です。
この日のためにテント泊装備も揃えました!
(品名等は、今後、紹介したいと思います)

気分はMAXです!!
金曜日に仕事を終えて帰宅し、風呂に入ってサッパリして愛車でGOです。
週明けの月曜日を有休にして土日でテント泊からの下山後に温泉&ラーメン。
車中泊からの帰路というスケジュールです。

ルンルンドライブは神奈川まで・・・

僕は、埼玉県の大宮という街に住んでいます。
ハイテンションで首都高速から中央道へと僕も愛車も絶好調です。
時間にして約1時間と少しでしょうか・・・
テンションを維持できたのは・・・

相模湖あたりを通過するころには少し不安になってきていました。
「これ、ちゃんんと目的地に着くのか」と・・・
気持ちの弱りだした理由・・・、それは睡魔という強敵のためです。
チラホラと見え隠れしだしたのです。
仕事を頑張った後の深夜の1人ドライブとなれば敵は攻撃し放題です。

強敵に抗うため、運転しながら絶叫です。
ほんとに絶叫です!のどが痛くなるくらいに絶叫です。
「眠ぃーぞ、チクショー!!」「ザケンナー!!」って。

強敵は退散したかに見えたが・・・

魂の叫びに睡魔という強敵は退散したかに見えた。
いや、その時は間違いなくヤツを撃退した。はずだった・・・

しかし、強敵は僕の心の隙を見逃してはくれない。
再び強敵の攻撃が始まる。第二波、第三波と・・・

ついにこのまま運転を続けるのは危険と判断し、諏訪湖SAで仮眠をとる
という最良の選択をすることにした。
1~2時間仮眠しよう!と・・・

もしかして、やっちゃったかも・・・

スマホのアラームも関係なく、ガバっと突然に目を覚ましました。

「・・・」
「もしかして、やっちまったかもしれない・・・」

空は青く、周囲は笑顔の家族連れの姿が飛び込んでくる・・・
恐る恐る時計を見てみると・・・

9時30分・・・

アラームの前に目が覚めたのではなく、アラームには気づかず、
太陽の光に照らされて暑くて目が覚めただけだったのだ・・・

これから沢渡バスターミナルに行き、バスに乗って上高地に入り・・・
涸沢に何時に着くか・・・
状況の恐ろしさに脳みそが完全にバグっていて計算ができない・・・

「む、無理だ・・・」

山の一般常識的には、目的地には15時台に着いていなければならない。
セーフモードで何とか計算するも「無理」という回答しか出てこない。

「終わった・・・」

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僕にとっての鬼門

僕の北アルプスデビュー戦は、諏訪湖SAで勇気ある撤退で終わりました。
実は、この後も何度か諏訪湖SAでの撤退を余儀なくされたことが・・・

いや・・・、登山って厳しいですね・・・

学んだこと

①金曜日から山に向かうなら午後半休を取れ!

②お腹が空いてても目的地が見える地点までは耐えろ!

③目覚ましのアラームは時間差で複数回分セットしろ!

④仮眠ができず本気の爆睡になってしまう体質だということ

 

では、良い山行を!