Mt.Poco blog

登山での体験談やおすすめ情報を紹介します

登山修行の代償(ガラスの膝)

修行は嘘をつかないが・・・

すっかり登山にハマった僕は、登山修行に明け暮れました。
ストイックに山を歩き続け、コースタイムの80%以下が普通になりました。
もう、誰からも舐められないレベルだ!と自己満足しておりました。
登山以外に特にこれといったトレーニングもせずに。

そんな強硬的な登山は、僕の肉体にダメージを蓄積していたのです。

 

膝の違和感

下山したあと、何となく膝の違和感を感じるようになってきました。
激しい痛みというより、鈍痛というか・・・
でも、数日で回復していたので特に気にしていませんでした。
(“気にしないようにしていた”が正解かもしれません)

登山の度に膝の痛みは大きくなっていきました。
万が一のため、デーピングとサポーターを持参するようになり、
いつしかサポーターを使うのが普通になっていました。

膝痛はキツい

日常生活にも膝痛の影響が・・・

この頃には、常に膝の違和感を抱えるようになっていました。
会社に行くときもカバンにはサポーターを入れていました。

なんのトレーニングもせずに山を登りまくっていたツケです・・・。
運動不足で筋力が落ちていた体に急激な負荷を与え続けた結果です。
猛烈に反省し、膝の痛みがない日はジョギングをするようにしました。

が、逆効果でした・・・
余計に膝が痛くなり、登山に行けなくなってしまったのです。

そこで僕は思ったのです。

 

「そーだ!プールに行こう!」

 

フィットネスクラブに加入

思い立ったら行動あるのみ!
速攻でフィットネスクラブに加入しました。
そのフィットネスクラブの情報も調べずに。

そのフィットネスクラブに加入した理由は以下のとおり。
①友人が加入していたから
②プールがあるから

僕は、小学1年生から5年生まで水泳を習っていため一通り泳げます。
さっそくバタフライに挑戦しましたが・・・
腕が大きく回せません・・・

次はクロール。
僕は左側で呼吸をするのですが、船底(お腹のこと)が丸いため、
とても安定感がでず、左向きで呼吸した反動で右でも呼吸できそうなほど
不安定でした・・・

次は背泳ぎ。
フィットネスクラブのプールでこの泳ぎをしている人はほぼいません。
ラクしているように見えるのと、膝のためにならなそうな気がしました。

最後は得意の平泳ぎ。
子供のころ、最も得意だった泳ぎは、大人になっても健在でした!
膝とダイエットのため、1Kmくらいは泳ぎました!

でも・・・
フィットネスクラブからの帰り道、悲しい結末が・・・

 

「めっちゃ膝が痛い・・・」

 

僕の膝は、水をキックしているだけで悲鳴をあげていました・・・
どんだけガラスの膝なんだと悲しみに暮れたのを覚えています。

 

膝を強くするためにプライドを捨てる

ガラスすぎる膝の持ち主だと知り覚悟を決めました。
僕よりはるかにお年を召した先輩方の中に混じってプールを歩く・・・

お馬さんだって怪我したらプールトレーニングをするんだ!
自分を馬だと思って無心になるんだと自分に言い聞かせました。

以来、フィットネスクラブでは前半の30分をクロールでアップして、
60分以上プールを歩くことを続けました。

大股で歩き、足の指でプールの底をつかむように・・・
大きく1歩踏み出したら体を沈め次の足を出す前に立ち上がる的な・・・

実は、このトレーニングダイエットにも効きます!
そもそもプールで歩くのって浮力があるから膝に優しいのと、
水の抵抗で体幹も鍛えられます。

半年くらい経ったころでしょうか 、膝が痛くなることがなくなりました。

僕と同じように膝痛がある人って結構いるのではないでしょうか。
ウォーキングでは登山のトレーニングにならない・・・
ジョギングでは膝の負担が大きい・・・
フィットネスクラブのマシンは膝痛があるうちはオススメしません

よって、僕的には長く登山を続けるつもりなら、プールで歩くことを
強くオススメします!!

 

以来、膝痛を感じたのは1回だけです。
立山から上高地までテントを持って縦走したときのみです。
「やってしまったかな?」って思いましたが、その後の登山で痛みを感じた
ことはありません。

 

<注意>

あくまで僕の体に合っていたという話で皆さんが同じとは限りません。
フィットネスクラブのスタッフにアドバイスを仰ぐことで効果や効率を
高めるのが良いと思います。

 

では、良い山行を!
レーニング方法を