Mt.Poco blog

登山での体験談やおすすめ情報を紹介します

「山、舐めてるんですか?」

余裕しゃくしゃく

赤城山

10年前、2013年秋、職場の同僚と「山に登ろう!」という話になり、
ガイドブックに初級者向けの山と紹介されていた群馬県赤城山をチョイスしました。
学生時代は運動をしていたので初級者向けと聞いて余裕をかましていました。

当日は、天気も良く、登山デビューを前に気分はルンルンです。
登山口近くの駐車場に到着すると、同僚はゴソゴソと準備を始めています。


僕:「ん?」


同僚は登山用の上着を着たり、靴を履き替えているではないですか!!
黙って同僚を眺めていると、気づいた同僚が言いました。


同僚:「もしかして、そのカッコで登るつもりですか?」


僕:「えっ?」(そのつもりですが・・・)


少しだけ同僚の冷たく刺さる視線を感じました。

 

「山、舐めてるんですか?」

僕の服装は、Championのパーカー、リーバイスのデニム・・・
ザックは、outdoorの学生が使うようなもの・・・
極めつけの靴は、adidasのスーパースター・・・

 

周囲の登山者を見渡してみると、僕ほど普段着の人はゼロです。
(今思えば、よくその格好で山を歩こうと思ったなと・・・)
(これがトラウマとなり、後の服装へのこだわりになっています)

いよいよ黒檜山登山口から登山開始。
良い感じでガシガシ登っていき、前を歩いている人を次々と追い抜きました。
最初の20分までは・・・

疲れが出てくると足への力の入力も悪くなり、adidasのツルツルの靴底が
赤城の土に滑った跡をたくさん作りまくりました。

追い抜いた人には追い抜き返され、抜いてない人にも追い抜かされ、
遂には後から来る人がいなくなりました・・・
見かねた同僚が冷たく言いました。


同僚:「山、舐めてるんですか?」


稜線に出ると爽やかな風を感じ、美しい眺望に感動した気がします。
なんだかんだで黒檜山から駒ケ岳を経て下山することができました。
ヘロヘロでした。足がプルプルしていました。
楽しさや感動の記憶より、ショックと反省ばかりのデビューでした。

 

登山デビューで学んだこと

①山を歩くとは、どのようなものなのか多少は下調べする

②登山用の靴・ズボン・ザック・速乾性シャツくらいは準備する

③自分の体力を認識する

 

そのうち、僕が使って良いと思ったものなどを紹介できるようにします。
では、良い山歩きを!