Mt.Poco blog

登山での体験談やおすすめ情報を紹介します

そして登山にハマる

僕が山を登る理由

「そこに山があるから」by ジョージ・マロリー
1920年代の世界的登山家の(誤訳とも言われています)名言です。

しかし、僕は違います。
赤城山の登山デビューで経験した屈辱を晴らすためです。

“リベンジ登山”です!
(引き合いに出したマロリーに申し訳ないレベルの話です・・・)

 

まずは見た目から

単純ですが、一番最初に何とかするべきかは見た目と考えました。
一番かっこいいと思うブランド The NorthFace で統一してやりました!
全身 The NorthFace の人もあまり見かけませんが・・・
特に重要と感じた靴も The NorthFace でキメてやりました!
(品名:ライトパッカー ← モデルチェンジして売ってないです)

 

日帰り登山をしまくる

週末になると1人で埼玉県内の山(秩父)に通いまくりました。
いろんな山を経験するのもアリなのですが、僕はスキルアップになる山を
ホームゲレンデにすることで経験値を積んでいきました。
このあたり考えは人それぞれで良いと思います。
たくさんの山を歩けば、都度、初めての経験を得ることができますので。

 

ホームゲレンデを見つけた

登山デビューから30座ほどは登頂し、僕にぴったりの山を見つけました。
秩父のクレイジーマウンテンと言われる二子山です。

 

<ホームにした理由>

①県内にあり、多少寝坊しても大丈夫なこと!(超重要)

②樹林帯の傾斜がまぁまぁあること

③きわどい岩場が多いこと!(手を使いながらの登山が好きと気づいた)

④転倒・転落を絶対にしない集中力を身につけられる

⑤登山開始から下山までの行程が短いこと

 (坂本登山口からの周回コースで休憩込みで3.5時間程度)

 

ちなみに、これまでに100回は登っています。

二子山(小鹿野

<注意>

二子山は、とても事故の多い山です。
岩に慣れていない人、高度感に弱い人にはオススメしません。
稜線で足を踏み外せば、重症以上は確定です。
絶対に事故を起こさないないように細心の注意をしましょう。

 

体力不足を感じることは無くなった

「山を歩く者、日ごろから徒歩・階段」は鉄板です!!
サラリーマンで汗かきの僕は、出勤時はなるべく汗をかきたくないので、
上記の鉄板を守っていませんが・・・

でも、帰りは2駅手前で下車して歩くとかはしています。
(天気が良ければですが・・・)

登山デビューから半年くらいで体力不足を感じなくなりました。


恐ろしいことに、こうして人は、ささやかな自信という過信をしたまま
登山という抜け出せない沼へハマっていくのです・・・
では、良い山行を!

「山、舐めてるんですか?」

余裕しゃくしゃく

赤城山

10年前、2013年秋、職場の同僚と「山に登ろう!」という話になり、
ガイドブックに初級者向けの山と紹介されていた群馬県赤城山をチョイスしました。
学生時代は運動をしていたので初級者向けと聞いて余裕をかましていました。

当日は、天気も良く、登山デビューを前に気分はルンルンです。
登山口近くの駐車場に到着すると、同僚はゴソゴソと準備を始めています。


僕:「ん?」


同僚は登山用の上着を着たり、靴を履き替えているではないですか!!
黙って同僚を眺めていると、気づいた同僚が言いました。


同僚:「もしかして、そのカッコで登るつもりですか?」


僕:「えっ?」(そのつもりですが・・・)


少しだけ同僚の冷たく刺さる視線を感じました。

 

「山、舐めてるんですか?」

僕の服装は、Championのパーカー、リーバイスのデニム・・・
ザックは、outdoorの学生が使うようなもの・・・
極めつけの靴は、adidasのスーパースター・・・

 

周囲の登山者を見渡してみると、僕ほど普段着の人はゼロです。
(今思えば、よくその格好で山を歩こうと思ったなと・・・)
(これがトラウマとなり、後の服装へのこだわりになっています)

いよいよ黒檜山登山口から登山開始。
良い感じでガシガシ登っていき、前を歩いている人を次々と追い抜きました。
最初の20分までは・・・

疲れが出てくると足への力の入力も悪くなり、adidasのツルツルの靴底が
赤城の土に滑った跡をたくさん作りまくりました。

追い抜いた人には追い抜き返され、抜いてない人にも追い抜かされ、
遂には後から来る人がいなくなりました・・・
見かねた同僚が冷たく言いました。


同僚:「山、舐めてるんですか?」


稜線に出ると爽やかな風を感じ、美しい眺望に感動した気がします。
なんだかんだで黒檜山から駒ケ岳を経て下山することができました。
ヘロヘロでした。足がプルプルしていました。
楽しさや感動の記憶より、ショックと反省ばかりのデビューでした。

 

登山デビューで学んだこと

①山を歩くとは、どのようなものなのか多少は下調べする

②登山用の靴・ズボン・ザック・速乾性シャツくらいは準備する

③自分の体力を認識する

 

そのうち、僕が使って良いと思ったものなどを紹介できるようにします。
では、良い山歩きを!